よど号LIFE 2019年11月号

日本に恋したゴッホ-「たゆたえども沈まず」

若林盛亮 2019年11月5日

BS放映の「日本に恋したゴッホ」を見た。ゴッホを描いた小説「たゆたえども沈まず」の原田マハがガイド、ゴッホの足跡をたどる旅人は「せごどん」で凛とした篤姫を演じた北川景子さんという組み合わせがとてもグッド。

原田マハ曰く「ゴッホは炎の画家とか言われてますが、晩年(自殺前)は追いつめられて最も辛い時期、この時期に後世に輝く素晴らしい絵を描いた」とか。

ゴッホはパリで接した日本の浮世絵に感動、その明るい色彩や大胆な構図に影響を受け画風を変えた、でも彼の絵は一枚も売れなかった。

あなた方のような清廉潔白で、親切でやさしい日本人に囲まれて

私はもう一度、この人生をやり直せる

そうだ、私はいっそ日本人になってもいい

(「たゆたえども沈まず」が語らせるゴッホの言葉)

失意のゴッホは、この日本への想いを実現しようとパリを離れ陽光さんさんたるアルル地方に移り、友人の画家、ゴーギャンと芸術家の共同理想郷を築こうとするもケンカ別れ同然の結末になって自分の耳をナイフで切り落とす事件まで起こす。孤独の内に精神に異常を来したゴッホは自ら精神病院に入院、鉄窓越しに見える風景を描き続けたという。

晩年の遺作は、地表に露出した大木の根だけを大きく描いた画、大地にしっかり根を張る姿に何を託したのか? 画家(自分)は死んでもその作品は永遠に残る、そしていつかそれが人々の評価を受けることをゴッホは信じたとも言われている。

そんなゴッホと彼の絵を「わけもなく大好き」という北川恵子さん。

私にもとても感情移入できた画家だった。中学時代に姉と見た映画「炎の画家」に感動して京都美術館までゴッホの絵を見に行って会場で買ったゴッホ画集、あのぐにゃぐにゃ糸杉などを真似たことも・・・。

大地にしっかり根を張る生命力・・・画家は死んでも作品は永遠不滅。

「たゆたえども沈まず」-とてもいい言葉だと思う。

独特な風味の雑穀ご飯

赤木志郎 2019年11月5日

そろそろ冬到来。例年11月は若干暖かさがぶり返した後、12月に入るや一気に氷点下10度以下の冬に入ります。そうした中、よど農園も仕事納め。今は、ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、サツマイモなどの最後の収穫。「食欲の秋」の代表格、芋類は、蒸かして、焼いて、炒めて美味しく食べています。市場でも安価で大量に出回っていますが、取りたてて直ぐの美味さは格別です。

そして、今年最後の種撒きは、ホウレンソウ。ホウレンソウは寒さに強く、極寒の零下十数度でも枯れることなく冬季の貴重な青野菜。ネギも強い。真冬には上部は枯れますが根は死なず、掘り起こして食べられますし、春には真っ先に芽生えてきます。

最後は畝起こし。冬前に耕しておけば害虫の卵なども死に、土も軟らかくなるということで、朝鮮では欠かせない農作業。来年春の農作業開始を思いながらの畝起こしは、しんどいけれども爽快です。

今年、最後の畑仕事

魚本公博 2019年11月5日

そろそろ冬到来。例年11月は若干暖かさがぶり返した後、12月に入るや一気に氷点下10度以下の冬に入ります。そうした中、よど農園も仕事納め。今は、ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、サツマイモなどの最後の収穫。「食欲の秋」の代表格、芋類は、蒸かして、焼いて、炒めて美味しく食べています。市場でも安価で大量に出回っていますが、取りたてて直ぐの美味さは格別です。

そして、今年最後の種撒きは、ホウレンソウ。ホウレンソウは寒さに強く、極寒の零下十数度でも枯れることなく冬季の貴重な青野菜。ネギも強い。真冬には上部は枯れますが根は死なず、掘り起こして食べられますし、春には真っ先に芽生えてきます。

最後は畝起こし。冬前に耕しておけば害虫の卵なども死に、土も軟らかくなるということで、朝鮮では欠かせない農作業。来年春の農作業開始を思いながらの畝起こしは、しんどいけれども爽快です。

そろばんの利用?

若林佐喜子 2019年11月5日

最近、よく行く商店でそろばん(朝鮮語ではチュサン=珠算)が販売されているのを発見。先日は、そろばんを手にした親子連れの姿も見かけました。

朝鮮では、2012年に情報産業時代に即した12年制義務教育の法令採択が発表され、「科学技術重視、人材重視」が社会的雰囲気になりました。一方で詰め込みや暗記式でなく考えさせる教育方法が強調されるようにもなっています。教員大学の最新の教育機材を用いての授業の様子や教員の再教育、新しい教授方法を学び合う様子がテレビでよく紹介されたりします。それに、田舎道でも電動自転車に乗りながらスマホを利用する姿が日常化しているこの頃のピョンヤン。

それで、そろばんを目にしたとき、「ええ! そろばん?」と、ちょっと意外で驚きでした。

案内人のキムさんに聞いたら、幼稚園から学ぶようになったそうです。情報産業時代、デジタル時代でも、数の概念、時間の概念などはやはり、実物、直感教育が必要だし、そろばんは知能教育、脳の活性化に良いらしい。

そう言えば、もう半世紀前の小学生時代、そろばん塾が流行り、学校には時計や数珠だまの大きな模型があったのを懐かしく思いだしました。スマホ、デジタル社会の今の日本で、子供たちはどんな風にして学んでいるのだろう? と考えたりする11月です。