リュギョンキムチ

若林佐喜子

白菜を満載したトラックが行き交う「キムチ節」は朝鮮の冬の風物詩のひとつ。

なぜか今年は目にせず、11月下旬に訪朝団を迎えたりしていて見過ごしたのかなと家で話していたら(12月3日)、テレビで街角のリュギョンキムチ工場の専門売店の様子を紹介していた。

市内の住民たちに四季を通じてキムチを供給できるようにと、今年の1月に操業を開始したリュギョンキムチ工場。パック包装や容器に入った株白菜や刻みキムチ、子供用栄養キムチなど20種類にのぼるという。常連客の1人のハルモニは「嫁が科学者で、出張が多いなか忙しくキムチ漬けをしていたが、心おきなく仕事に集中しないさいと言ってあげられる」と嬉しそうに話していた。

朝鮮の多くの女性たちは職場に出ているので、特に主婦達が助かると喜んでいるそうだ。今度の買物日に行ってみよう!