Y.T
私は彼等赤軍派のTwitterをフォローしていますが、なんとこの度、ホームページオープン。犯人たちは日本に帰りたいようですが、なぜ帰ることができない事情になっているか、詳しく書かれてあります。彼等は日本のBS放送を自由に見られる状況のようだし、ネットもフリーでアクセスできているようです。先日の日本の衆院選の結果についてもTwitterで意見を発言しています。
“あなた方にとって、赤軍の活動、今となってはどう思うのか?”という日本からの質問について→革命に命をかけた集団。私自身は、そこに自己陶酔、そういう自己中を胸痛く反省しています(魚本)というやりとりがありました。・・・
今更日本に帰りたいとは虫がよすぎる、快適な暮らしの様だから北朝鮮にずーっといたらどうか、という気持ちが消えません。ざまーみろ、という気持ちがゼロではない。仮に帰国できることになった場合、あの時は大変ご迷惑をかけた、若気の至りだった、などの一言を聞きたいように思います。
Y.Tさんへのお返事 赤木志郎
Y・Tさん、ご意見有り難うございます。「自己陶酔、自己中だった」と言いながら、今更、帰国したいとは虫がよすぎるのではというご意見、ごもっともとしか言いようがありません。あまりにも多くの人々に大きな迷惑をかけたからです。そう言われて仕方がありません。
ハイジャックの誤りは、武装闘争を掲げそれが行き詰まったのを他国に依拠して打開しようとしたことでした。日本国民大衆を信じ依拠しようという観点がありませんでした。また、人を犠牲にする大義に大義はないということを教訓に胸に刻みこんでいかねばなりません。
そのうえで、帰国しようとするのは、「よど号問題」を解決することが当事者である私たちの使命であり役割だと思うからです。ご承知のように私たちは、公安当局により「北の工作員」「テロリスト」として「拉致容疑」がかけられています。
アメリカは朝鮮をテロ支援国家に指定しながら、指定解除条件として私たちの国外追放を挙げました。と同時に、ソウルオリンピック妨害、偽ドルロンダリング、日本人拉致と私たちを「北」の工作員だとして事件をでっちあげ、朝鮮にたいし私たちの追放を迫りました。これにたいし朝鮮が応じず屈服しないので、アメリカはさらに日本を動員し、私たちへの「拉致」逮捕状を出させ朝鮮にたいする圧力を強めるとともに、日本国民の朝鮮敵視感情を煽りました。
それゆえ、私たちはこの「よど号問題」を見直し、アメリカによるでっち上げと日本政府の追随を明らかにし逮捕状を撤回させる闘い自らの帰国をかけて私たちは行っているのです。それは、日朝の敵対から友好への関係に変えるための日本人としての義務であり、アメリカの言いなりなっている日本のあり方を正すという意味があると考えています。このことをご理解くだされば、有り難く思います。
異郷においてできることは限られ、また、日本の実情に疎いので不十分さもありますが、国賠闘争をおこなう一方、ウェブサイト、ツイッターでの交流をつうじて日本から学び、人々の闘いに何か役立てることがあればと考えています。とくに朝鮮をめぐって戦争の危険性がある現在、朝鮮に滞在する日本人として真剣に考え、日米政府がアメリカに追随し朝鮮にたいする敵視をおこなうことが日本の在り方を歪めているということを訴え、その闘いの中で帰国問題の解決をはかっていければと思っています。