大盛況、国際商品展覧会

小西隆裕

久し振りに皆で国際商品展覧会に行ってみた。前回行ったのは何年度だったか。皆、記憶が曖昧だ。

案の定だった。会場は一変。まず、参観者の数が違う。押し合いへし合い、コーナーによっては、なかなか前に進めない。

ただ多いだけではない。その彼らが、出展された商品を買っている。もちろん、以前も買っていた。だが今回は、あちこちにそのための列までできている。

もちろん、展示会自身も大分変わった。まず出展単位がぐんと増えた。その大部分は、朝鮮の商社、企業だ。次に目に付くのは、やはり中国。それも隣接する丹東など、東北地方からのものだ。あとは、東南アジアや西アジア、ロシア。欧州、中南米もちらほら。米国、日本はゼロ。

増えたのは、圧倒的に食品や薬品など生活関連の軽工業製品。健康増進の宣伝が目を引く。それに、新しい科学技術の説明とその製品。

とにかく、活気と喧噪がすごかった。一番変わったのは、結局、これだったか。一時間半ほど見て回ったが、歳のせいを差し引いても、その疲労感の桁が違った。