「こんにゃく」

若林佐喜子

明けましてお目でとうございます。

今年の元旦は、雲の合間から少し覗いた初日の出で迎えました。朝8時に田宮さんをはじめ仲間に新年の挨拶の焼香を、夕方は田中さんの命日を迎えての焼香を行いました。私は、年賀メールで届いた国内からの嬉しい知らせと、今年も見守っていて下さいとお願いをしました。

その後の新年会は、まず頂いた日本酒で乾杯。木箱入りの数量限定の「福寿」、ちょっと甘く香りも良くとても美味しかったです。料理は、おでんとお寿司、紅白なます、アヒルの焼き肉、みかんに干し柿など。おでんといえばこんにゃくですが、朝鮮にはありません。日本からこんにゃくの素を送ってもらって作ったのですが、お正月におでん?「愛着があるんだね」という仲間の言葉に、ちょっとどきっとしながらも納得の私。田舎が埼玉なのですが、家が農家でこんにゃく芋を作っていました。そのせいか、何か日本的な料理と思ったときに、浮かんだのがこんにゃく、おでんだったのです(笑)。

そんな田舎話をしていたら、お餅をつく臼が九州では石臼、なんと滋賀県でも。私の家、関東では木の臼でしたので、初めて知りました。日本昔話の「花さかじいさん」でも、木の臼ですよね・・。九州の人たちは違和感がなかったのでしょうか? ちなみに、朝鮮は石臼ですが、日本のような切り餅というのはありません。日本の食文化にあらためて思いを寄せた今年のお正月でした。

本年もどうかよろしくお願いします。