あけましておめでとうございます

魚本公博

昨年の1年を表す漢字は「災」でした。ネット上などでは「転」を求める声がありましたが、今年は、「転」がますます要求され鮮明になっていくのではないでしょうか。

正月番組などを見ていると、平成最後の年、新しい元号の新しい年、あるいはオリンピックを1年後に控えた年などなど、ほんわかとした「希望の年」をイメージしたものが多かったのですが、真に希望の年になるように「転」が求められていると思います。

各地の年賀風景では、例年になく「日の出が美しかった」、「綺麗なご来光が拝めた」そうで、「よい年になりそうだ」という声が寄せられていました。今年は、そうした人々の願いの籠もった、新しい日の出の年に、「転」の年になることを願っています。

私自身の正月は、村の食堂で作ってくれた餅が多めだったこともあって、雑煮三昧の日本風の三が日でした。今年は例年になく温かい正月。朝鮮では「小寒の前に大寒が逃げていく」ということわざがあるほど、小寒(今年は6日)の頃が一番寒いのですが、天気予報では最低気温零下7度ほどで温かい冬になりそう。しかし、こういう年ほど変動も大きく気を抜けません。気を引き締めて、と心している年始めです。