料理での火加減と時間

赤木志郎

最低気温はまだマイナスだが、最高温度は15度前後と春はすぐそこまで。風に当たるのが気持ちいい。周囲の林もなにかざわついている。いろんな生物の動きが感じられる。

その季節感を感じながら、日曜日には自分で料理する。米をとぐときの水も冷たくない。

料理でいつも感じるのは、火加減と時間の調節についてだ。簡単な例でいえば、ご飯を炊くにしても、最初は強火で約10分、噴いたら、弱火にして10分、さらに火を消してから30分経ってから食べる。この温度調節と時間調節を正確におこなわねばならない。間違うと焦がしたり、半熟になる。

その他の煮物料理も一旦沸騰させて調理を終えてから、20分は火を消して冷えるのを待つ。そうすれば、味がしみこみ美味しくなる。

料理は材料にかける火加減(温度)と時間がポイントのようだ。だから時計を手放せない。