早速の嬉しいニュース

若林佐喜子

年末、年始、雪が降らずに穏やかな日々でほっとしています。

朝鮮でも元旦は、子供や孫たちが年長者にセーべエ(新年の挨拶)を行い、お年玉(セーベエドン)をもらうそうです。そして、朝鮮式お雑煮など正月料理を家族で囲み、2日は親戚、友人宅巡り、3日は、飲み過ぎ、食べ過ぎ、動きすぎで、もうー、ぐったり。

こんな話を朝鮮の友人から手振り、身振り付きで聞き、大笑いしながらどこでも同じなんだなーという気持ちに。

そんな3日の日、ひとり者が多い私たちは、街なかの新年雰囲気に浸ろうと、みんなで食事にでかけました。場所は、キョンフンレストラン。てきぱきとした接待員に「わが息子の嫁に」と誰かさんが冗談を言い、料理をおいしくほおばっていた午後1時頃、部屋のテレビで速報が。

新年辞で、2月のピョンチャン冬期オリンピックを同族の慶事と触れていましたが、内容は「直接ムン・ジェンイン大統領が歓迎するとの返事を伝えて来た、直ちに北南合同の準備委員会が組織される」というものでした。発表者の表情にも嬉しさが溢れ、朝鮮の人々の喜びが伝わってきました。良い方向にとの思いはありましたが、早速の動きに「良かったね」とつぶやいた年明けでした。2月が楽しみです。これを契機に米国、特に日本政府の「朝鮮脅威」騒動がトーンダーウンすることを願っています。