議々論々 小西隆裕氏の「『朝鮮と戦争する国』になるのか?!」に一言

O.M

コーナー「議々論々」2月20日の「『朝鮮と戦争する国』になるのか?!」(小西隆裕) の文章にO・M氏から届いた感想を掲載します。

小西隆裕様

いつも精緻な論文に敬服します。
今回の論に異論はなく、朝鮮を敵にしてはならないとあらためて思います。
前から私も言っていましたが中国と朝鮮では全く違います。
近代史からしてもそう言えますし、古代史からしても日本に文明をもたらした朝鮮をないがしろにしたら、滅びるしかありません。

平壌のテーマパークで見た古墳と高松塚古墳は殆ど同じでした、韓国で見た半伽思惟像と広隆寺の弥勒菩薩は大いに似ていました。出雲の土着王権を朝鮮半島からの外来騎馬民族が倒して大和政権ができたことはほぼ間違いありません。

天皇家は自らの出自が朝鮮にあることを知られることを恐れ、古墳の公開を拒んでいますが、こんな情報非公開は世界でもないことです。
天皇のルーツが朝鮮にあるというのはいいじゃないかと思うのですが。ヘイトスピーチの輩と同じ知性の人たちには受け入れがたいことなのでしょうか。

論理的には核独占の大国のエゴを非難する世界の趨勢に反して、反核決議をボイコットし、日本はアメリカの核の傘に隠れて核拡散反対をいう醜さを世界に示し顰蹙を買っていますが、NHKをはじめ日本のマスコミは、北朝鮮の核をけしからんといいながらアメリカの小型核の開発には何にも異議申し立てをしないという知性の低下を露呈しています。もはやトランプ以下という日本政府および日本のマスコミに世界は呆れているのではないでしょうか?

かつて白人のアジア植民地支配への抵抗の精神的拠り所だった大日本帝国のように、北朝鮮はアメリカ帝国主義への抵抗のシンボルになっているのではないでしょうか?
アメリカと日本は少数派、トランプと安倍はどうにもならないアホなコンビです。

というようなわけで、中国とは戦争しても朝鮮とは戦争はしてはならないというのが私の持論です。(O・M)