赤木志郎
月日が経つのは早い。1月17日、阪神淡路大震災からすでに24年になるという。
この震災で私がよく知っていた長田町が火災などの大きな被害を受けた。高校の同級生たちが住んでいた町だ。かつて人混みで賑わっていた長田町商店街は今や閑散としているという。ゴム工場も被害を蒙ったという。在日朝鮮人の人たちも困窮した。私が住んでいた家(須磨区)は売り払った後だったが、倒壊したという。
24周年を迎える新聞記事やTV報道を見て、いまや70歳を越えた同級生たちがどうしているのか、無事なのか、元気なのか、気になる。
昔、なにかにつけよく集まっていたことを想い出す。団塊の世代で人が多いせいなのか、わーっと集まっては、皆ではしゃいでいた。
できれば私が皆の世話をしたいと思う。適わぬ夢だが。24周年の記事を読んで私の想いは神戸長田町に飛んでいった。