「どうしたらうまく伝わるか」反省のお正月

若林盛亮

お正月の3日は、ピョンヤン市内で外食、「よど号」ゆかりのピョンヤン・ホテル(到着当時、宿泊)横のアリラン食堂にて焼き肉基本のプチ贅沢ランチ、その後は写真撮影を。

この写真撮影は日本TV系「バンキシャ」に「よど号のお正月」を1分ほどやるので写真3枚ほど送ってほしいとの山中(「かりの会」帰国支援センター代表)さんからの依頼によるもの。

6日放映の「バンキシャ」、私の郷里の同窓生などは「昔のままの若林盛亮やった-会えて懐かしい」とのメールあり。他方、長男からは「『安倍政権の内は帰国しない』のコメントはマズイ」、「言葉一つで誤解を生む」との指摘があった。「そんなにイヤなら帰ってくるな」とかけっこう反発もあったとも聞いている。「安倍政権がイヤだから帰国しない」と受け取られたようだ。

私たちがいま強調しているのは、「平和と協力、繁栄へと激変する東北アジアに新時代という、朝鮮敵視政策破綻のいまこそ帰国問題解決の時」ということ、しかし「いまの安倍政権では日朝も拉致問題も解決できない、だから日朝、拉致問題を解決できる政権になってこそ、帰国問題も解決できる」ということだ。つまり今が「よど号問題見直し」帰国実現の時であり、その条件が日朝、拉致問題を解決できる政権ができることにあることを言いたかったのだが・・・。

でもこれが「安倍政権の内は帰国しない」という言葉を生んだとしたら、私たちの言葉足らずを反省するしかない。

「どうしたらうまく伝わるか、わかってもらえるか」ということを考えさせられたお正月でもあった。