苦労を乗り越えて花は咲く

若林佐喜子

暖冬だと春が来るのが遅いらしい。

3月も終わりだというのに、蕗のとうは数個のみ。先週に3個、今週は4個。凛とした緑の蕗のとうを枯れ葉の中に発見。早速、天ぷらにする。新鮮な香りとほんのりとした苦みは、早春の息吹を感じさせてくれる。

そんな日々のなか、昨日(27日)、やっとスミレ、タンポポの花がぽつぽつと咲き始め、レンギョウのつぼみも黄色い花びらが見えてきた。「やっと春だね」と呟くや、天気予報で明後日、ピョンヤンでも雪が降るとのこと。「ええ!」顔を出してしまった花や木々の芽は一体どうなるのと、一瞬心配になる。

すると、どこからか「心配ご無用、そんなに弱くありません」という声が聞こえてきた。あるコラムの内容が思い出された。桜の花は、幹や根に養分を蓄え、厳しい冬を乗り越えるなどの「段階を経た結果」として咲くのだそうだ。いろんな苦労を乗り越えて・・。

肌寒い風のなかでも元気に咲いている花を見ると、ほっとするやら、頑張り賞だねと声をかけたくなった。春が遅いとぼやくばかりの私でしたが、少し力がわいてくるのでした。